韓国アイスダンスに、一体何が起きているのでしょうか。
2026年2月のミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪に出場した韓国代表のアイスダンスペア、イム・ヘナ(임해나)と権予(クォン・イェ)組が、五輪終了後にパートナーシップ解消を発表しました。
韓国アイスダンス史上3組目の五輪出場を果たしながらも、この決断はファンに大きな驚きをもって受け止められています。
この記事では、イム・ヘナのプロフィールや経歴、五輪での結果、そして今後についてまとめています。
イム・ヘナのプロフィール
イム・ヘナは2004年11月19日生まれ、カナダ・ノースヨーク出身のフィギュアスケート選手です。
英語名はハナ・リム(Hannah Lim)。
両親ともに韓国出身の移民家庭に生まれ、大韓民国とカナダの二重国籍を持っています。
父親が韓国国籍を保持し続けたことから、韓国への強いアイデンティティを持つ選手として知られています。
ロールモデルは幼少期から憧れ続けたキム・ヨナで、アイスダンス転向後はカナダの名ペア、テッサ・バーチュ&スコット・モイヤーを目標に定めてきました。
イム・ヘナのこれまでの経歴
3歳でスケートを始め、14歳でアイスダンスへ転向
イム・ヘナは3歳でフィギュアスケートをスタートし、14歳まで女子シングル選手として活動しました。
表現力の高さを評価されたコーチや周囲の勧めでアイスダンスへ転向し、2019年に中国系カナダ人の権予(クォン・イェ)とペアを結成します。
2021年から韓国代表として国際舞台へ
2021年から韓国代表として国際大会に出場を開始。
2021年のISU主니어グランプリ(フランス大会)で韓国アイスダンス史上初のISU国際大会メダルとなる銅メダルを獲得しました。
2022〜23シーズン・アジア初の快挙を連発
2022〜23シーズンは歴史的な飛躍のシーズンとなりました。
ISUジュニアグランプリ1次大会(フランス)で韓国フィギュア史上初のアイスダンス国際大会金メダルを獲得。
続く世界ジュニア選手権では銀メダルを手にし、アジアのアイスダンスペアとして史上初のメダル獲得という快挙を達成しました。
イム・ヘナの2026年の活躍
ミラノ冬季五輪・韓国アイスダンス史上3組目の出場
2026年2月、イム・ヘナ&権予組はミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪に出場。
韓国アイスダンスとして、2002年ソルトレイクシティ五輪の양태화・이천군組、2018年平昌五輪のミン・ユラ・アレクサンダー・ゲムリン組に次ぐ史上3組目の五輪出場となりました。
団体戦のリズムダンスでは合計70.55点を記録し7位に入り、韓国チームに貢献する堂々のオリンピックデビューを果たしました。
しかし個人戦のリズムダンスでは64.69点と本来の実力を発揮しきれず、フリーダンスへの進出(上位20組が条件)にわずかに届かず、22位で大会を終えました。
世界選手権・15位で自己最高位タイ
五輪後に行われた2026年ISU世界選手権(チェコ・プラハ)では、リズムダンス69.83点、フリーダンス108.99点の合計178.82点で15位を記録。
前年の18位から3つ順位を上げ、シーズンを締めくくりました。
五輪後・権予との解散を発表
五輪終了後の2026年4月、イム・ヘナは自身のSNSでパートナー権予とのチーム解散を発表しました。
6年間にわたり共に歩んできたペアの解消は多くのファンに衝撃を与え、大きな反響を呼んでいます。
今後は新たなパートナーとともに選手活動を継続する予定とみられており、「2030年・2034年冬季五輪への出場」を目標に掲げていたイム・ヘナの次のステップに注目が集まっています。
まとめ
3歳でスケートを始め、アジアのアイスダンス界に次々と歴史を刻んできたイム・ヘナ。
2026年はミラノ五輪という大舞台を経験し、権予とのペア解散という転機も迎えました。
「次の五輪まで頑張りたい」と語るイム・ヘナのアイスダンス人生は、まだ21歳にして新たな章へと向かっているとみられています。

