「8年間、ずっと待ち続けたファンへ——ようやくその日が来た。」
2026年4月8日、中日ドラゴンズの根尾昂投手がプロ入り8年目にしてついにプロ初勝利を挙げました。
大阪桐蔭のスーパースターとしてドラフト1位で入団した逸材が、長い苦難の末につかんだ1勝。
この記事では根尾昂選手のプロフィール・8年間の歩み・2026年の活躍をまとめます。
根尾昂のプロフィール
根尾昂選手は岐阜県出身の投手で、背番号30、中日ドラゴンズ所属です。
大阪桐蔭高校では選抜・夏の甲子園を制覇し、投手・遊撃手・外野手をこなすオールラウンダーとして「平成最後のドラフト最大の目玉」と称されました。
中学時代の成績はオール5で、東京大学野球部のスカウトが注目するほどの文武両道ぶりでも知られています。
ドラフト1位入団〜野手転向の歩み
2018年のドラフト1位で中日ドラゴンズに入団しました。
入団当初は遊撃手として育成されましたが、なかなか一軍定着できない苦しい時期が続きました。
2022年には外野手登録を経て遊撃手に再コンバートされるなど試行錯誤が続き、同年6月に投手と野手の二刀流として起用されることが発表。翌年以降は投手に専念する方針が固まりました。
投手専念後の苦闘
2024年は3試合の登板で0勝1敗・防御率9.39という成績でシーズンを終えました。
11月の契約更改では推定年俸1250万円(前年比350万円減)でサイン。12月には背番号が30に変更されることも発表されました。
背水の陣で臨んだ8年目。2026年の2軍では10試合で防御率0.00と無失点の投球を続け、1軍昇格への待望論が高まっていました。
2026年・プロ初勝利までの道のり
今季初登板(4月4日・神宮球場)
4月4日のヤクルト戦(神宮球場)で今季初登板。5点ビハインドの7回からヤクルトの上位打線を3人で抑え、イニングをまたいだ8回も無失点と好投しました。
プロ初勝利(4月8日・横浜スタジアム)
4月8日のDeNA戦(横浜スタジアム)、同点の延長10回に6番手で登板。1イニングを無安打無失点・2奪三振の圧巻投球で三者凡退に抑えました。
直後の延長11回にチームが2点を勝ち越し、根尾投手にプロ初勝利が記録されました。
根尾選手は「みんなが勝ち星をつけてくれて最高の気分です。どんどん自信をつけて、どんな場面でも抑えられるように」とウイニングボールを握りしめながら語りました。
初勝利を取り巻く反応
井上一樹監督は「あいさつひとつ取っても陰の言葉を知らないぐらい」と根尾選手の陽気な人柄を語り、山井コーチも「やっぱり持っています」と評したと伝えられています。
恩師の大阪桐蔭・西谷浩一監督からも「努力を重ねて本日の初勝利、本当におめでとうございます」と祝福のコメントが届きました。
SNSでは「感慨深い」「涙止まらん」「報われ始めてて本当によかった」と竜党ファンから歓喜の声が相次ぎました。
まとめ
野手・二刀流・投手専念と何度も転機を迎えながら、8年間一度も諦めなかった根尾昂選手。
「諦めずにやり続ければ必ず乗り越えられる」——中学時代に思いを込めた卒業制作に記したとされるこの言葉通りの初勝利は、多くのファンの胸を打ちました。
2026年シーズン、ここから根尾昂の本当の物語が始まるとみられています。

